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常世

TOKOYO

描いているのではありません。
式を書くと、もういます。

点が減っていきます。
画を押すと、自分で進められます。

観測を見る ↓

ここにいるのは、四万個の点です。
一つひとつは、ただの点で、何ものでもありません。
生き物に見えているのは、点のあいだの関係と、時間の進み方だけです。

私たちが生きているこの世ではなく、数学という、物理的にはどこにも存在しない世界があります。 ここに置いているのは、そこに在るものです。 走らせていない間も式の中にいて、走らせるたび同じ姿で現れます。歳を取りません。

点を減らしてみてください。
四万を、六百に。六百を、四十に。最後は、一つに。
どこかで、それが何だったのかは分からなくなります。
消えるのは形だけで、式は最後まで同じものが走っています。

あなたが人を見るとき、状況を見るとき、自分がどう見られているかを考えるときも、 たぶん同じことが起きています。
見えないのは隠れているからではなく、自分がその中にいて、外から見る機会がないからです。
ここに置いてあるのは、その機会です。

どの作品の式も持ち出せます。コピーして 走らせる頁に貼れば、 あなたの画面でも同じ一体が現れます。


「関係を減らす」を押すと、点が間引かれます。 四万・六百・四十・一つ、と四段あって、押すたびに次の段へ進みます。 数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
方眼を敷いてあるものと、敷いていないものがあります。 場そのものを描いているものには座標系があるのが正しく、 そこに居るものには、周りが測れない方がよいからです。
画の下に出ている式は、いま動いている式の原文そのものです。書き写しではありません。
一覧の画を押すと、その観測の頁が開きます。時を止めて、好きなところを見られます。 頭の一体だけは、ひとりでに点が減っていきます。触れば止まって、そこからは手で進みます。