観測 001
傘の中心から縁へ、波が渡っていきます。
触手はその波を、少し遅れて追いかけます。
遅れているから、生きて見えます。
同時に動かすと、途端に機械の伸縮になります。
触手は二十本あって、隣り合う二本は決して同時に振れません。
一本ずつ、拍がずらしてあります。
何かがそう決めているのではなく、はじめからそうなっています。
この式の指紋
sha256:e647fc747d7d57c729050fe97bfa51a881952f2089378ec4b8e1f303ad93a77a
いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。 乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256