観測 034

鰯玉

Iwashidama — Bait Ball

式で遊ぶ

画かボタンを押すと、点が減ります。40,000 → 625 → 40 → 1 の次は、40,000に戻ります。
少数点では、点を大きくし、残像を長くして通り道を見やすくしています。
「聴く」は、表示中の点の配置を音へ写します。点数を変えると音を作り直します。

章
海
制作
2026
媒体
数式・ブラウザで実行
点
40,000
周期
20秒でひと巡り
指紋
sha256 fcb39eba…0ca8

二千匹の小さな魚が、一つの球になっています。

球は誰も設計していません。
それぞれの魚は、近くの流れに乗って回っているだけです。
速い層と遅い層があり、球は息をするようにふくらみ、縮みます。

ときどき、群れが割れます。
割れたところの魚は外へ走り、何かが通り過ぎると、また閉じます。

そこに何がいるのかは、この記録に写っていません。
四万点のどれもが、避けた側の点だからです。

写っていないものの形は、避けかたにだけ残っています。

点を減らすと、まず魚が消えて、球の殻が残ります。
四十点では殻もほどけ、短い巻きが浮かぶだけになります。
一点は、球のまわりを回る一本の通り道になります。

いないものを避けることはできません。
避けられた何かがいたことは、避けかたが覚えています。

式を読む・確かめる
(i, t,
        j = i / 20 | 0, k = (i % 20) / 19,
        u = j * .618034 % 1, v = j * .754878 % 1, w2 = j * .414214 % 1,
        y0 = 2 * u - 1, rr = sqrt(max(0, 1 - y0 * y0)), sp = j % 2 ? .5 : .25,
        A = v * TAU + t * sp + .3 * sin(y0 * 4 + t * .5),
        R = 104 + 9 * sin(t * .5 + w2 * TAU),
        x0 = R * rr * cos(A), z0 = R * rr * sin(A), Y0 = R * y0 * .92,
        Px = 96 * cos(t * .25 + 2.1), Py = 44 * sin(t * .5), Pz = 96 * sin(t * .25 + 2.1),
        dx = x0 - Px, dy = Y0 - Py, dz = z0 - Pz, q = dx * dx + dy * dy + dz * dz,
        s = sqrt(q), M = 92 * exp(0 - q / 3600) / (s + 4) * (1 + .5 * k),
        tx = 0 - sin(A), tz = cos(A), L = 8 + 3 * w2,
        X = x0 + dx * M + tx * L * (k - .5), Z = z0 + dz * M + tz * L * (k - .5),
        Y = Y0 + dy * M + 1.2 * (i * .324717 % 1 - .5),
        Dx = 200 + 14 * sin(t * .25 + .7) + 6 * sin(t * .5 + 3.1),
        Dy = 200 + 11 * cos(t * .25 + 2.9) + 5 * sin(t * .75 + .7)
       ) => [Dx + (X + .3 * Z) * .72, Dy + (Y - .35 * Z) * .72]

この式の指紋

sha256:fcb39ebae71f0fade7b815c843af9f6b7ec1af5e17815d02a9c9b5e441020ca8

同じ点番号と時刻を渡すと、同じ座標が得られます。
残像や点の見え方は、描画設定と端末によって変わります。

上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:

pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256

持ち帰って走らせてください。式を変えると、どんな姿になるでしょう。 この式を、その場で走らせて書き換える →