観測 037

潮目

Shiome — Tide Line

式で遊ぶ

画かボタンを押すと、点が減ります。40,000 → 625 → 40 → 1 の次は、40,000に戻ります。
少数点では、点を大きくし、残像を長くして通り道を見やすくしています。
「聴く」は、表示中の点の配置を音へ写します。点数を変えると音を作り直します。

章
海
制作
2026
媒体
数式・ブラウザで実行
点
40,000
周期
20秒でひと巡り
指紋
sha256 f18dc127…9cae

百匹の海月が、水の中に散らばっています。

一匹ずつが、自分の拍で傘を縮めます。
縮むたびに、傘の縁が波打ちます。九本の触手は、一本ずつ違う時刻で遅れて振れます。

その拍は、隣の一匹とも、どの一匹とも合っていません。
百の拍が揃うことは、二十秒のあいだに一度もありません。

海月は互いを見ていません。触れてもいません。
共有しているのは、運んでいる水だけです。

水には、寄せてくる場所と、散らしていく場所があります。
その場所が動くので、濃いところと薄いところが移っていきます。

群れているように見えるのは、水のほうです。

点を減らすと、一匹ずつの傘が先に壊れます。
残るのは、濃いところと薄いところの並びだけです。
群れの形は、一匹の中には入っていませんでした。

四十点では、その並びも読めなくなります。
一点は、一匹の傘のふちだった点が、流されながら縮んで伸びる通り道になります。

寄せているものを取り除くと、群れは残りません。

式を読む・確かめる
(i, t,
        id = i / 400 | 0, j = i % 400, bl = j < 220,
        u = (id * .618034 % 1) * 2 - 1, v = (id * .754878 % 1) * 2 - 1,
        hy = (id * .414214 % 1) * 2 - 1, ph = t * 1.5 + (id * .324717 % 1) * TAU,
        P1 = u * 3.2 + v * 1.7 + t * .5, P2 = v * 4.1 - u * 2.3 - t * .25,
        Wx = 162 * (u + .5 * sin(P1)), Wz = 132 * (v + .44 * sin(P2)),
        Wy = 104 * hy + 5 * sin(ph), sc = .78 + .34 * (v + 1) / 2, pu = sin(ph),
        c = j / 220 * PI, k = (j - 220) / 20 | 0, p = (j - 220) % 20 / 19,
        R = 14 * (1 - .24 * pu) * (1 + .12 * sin(c * 5 - ph * 1.5)), H = 11.5 * (1 + .34 * pu),
        dx = bl ? R * cos(c) : 12 * cos(k / 9 * TAU) * (1 - .3 * p) + 7 * p * sin(p * 5 - ph + k),
        dy = bl ? 0 - H * sin(c) : 2 + 46 * p ** .82 * (1 + .22 * pu) + 1.4 * sin(p * 9 - ph + k),
        X = Wx + sc * dx, Y = Wy - sc * dy,
        Dx = 200 + 10 * sin(t * .25 + 2.2), Dy = 200 + 8 * cos(t * .25 + 5) + 3 * sin(t * .75 + 2.2)
       ) => [Dx + (X + .26 * Wz) * .58, Dy + (Wz * .6 - Y * .82) * .58]

この式の指紋

sha256:f18dc1272365b0f5ec5f8bef5ce88b5b439e1f6e1f1e86a6ab4330ce2aed9cae

同じ点番号と時刻を渡すと、同じ座標が得られます。
残像や点の見え方は、描画設定と端末によって変わります。

上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:

pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256

持ち帰って走らせてください。式を変えると、どんな姿になるでしょう。 この式を、その場で走らせて書き換える →