NOTES / 職場と上司
尊敬できる上司が
いない職場で
「恩師に会えた人より、会えなかった人の方が多い」。
会えなかった側に立って、育ち方を考えます。
尊敬できる上司を待つより、効いた言葉を自分で集め、「言ってくれる人」を職場の外にも持つほうが確かです。
尊敬できる上司に出会えるかどうかは、運に左右されます。育つために必要なのは、上司その人より「自分の仕事を見て、言葉をくれる人」です。その役は、上司でなくても、社内でなくても、ひとりでなくても構いません。
「恩師に会えた人より、会えなかった人の方が多い」。
2026年8月29日、Threadsに「新人時代に上司に言われた言葉TOP8」という物語形式の投稿を書きました。定時で帰る上司の口ぐせを、効いた順に並べたものです。2026年9月4日時点で、90万8,779回表示され、6,737件の「いいね」と62件の返信がありました。
返信には、共感や思い出と一緒に、こんな声が並びました(要約・お名前は伏せています)。
- 1年目の上司は完全に放置で、何も得られなかった
- こんな上司に出会いたかった
- 聞ける環境があること自体が、そもそも恵まれている
- 後輩が増えたので、今度は自分が同じ背中を見せたい
翌日、続きとして「ヤバかった方」も書きました。そこに書いたのが、この一文です。
恩師に会えた人より、会えなかった人の方が多い。
このページは、会えなかった側に立って考えます。
上司がくれていたのは、正解ではなく「気楽になる一言」と「順番」でした。
投稿に並べた言葉を見返すと、どれも仕事の答えそのものではありません。たとえば「わからんかったら聞け」は、聞いていいという許可です。「謝る時は先に謝れ。理由は聞かれてから言え」は、同じ内容が通るようになる順番です。
つまり、上司がいなくても、次の2つが手元にあれば、育つ材料はそろいます。
- 許可:聞いていい、間違えても大丈夫、という一言
- 順番:何から先にやると、同じ努力が通りやすくなるか
この2つは、上司以外の人からも、本からも、取引先からも受け取れます。
効いた言葉を集め、言ってくれる人を外に作り、いつか自分がその役をします。
やってみる
- これまでに「効いた」と思う言葉を3つ書き出します。上司に限らず、先輩・同期・家族・本・取引先の言葉でも構いません。
- それぞれに、「許可」だったのか「順番」だったのかを書き添えます。
- 今の職場で困っていることを1つ選び、「誰に聞けば、許可か順番をもらえそうか」を考えます。社外の知人、前の職場の先輩、同じ仕事をしている人のコミュニティなど、社内に限りません。
- 月に1回、その人に仕事の話を10分聞いてもらう約束を、自分から取りにいきます。
- 後輩ができたら、自分が集めた言葉を1つ渡します。
つまずきやすいところ「自分で考えろ」と「なんで聞かないんだ」を同じ週に言われると、どちらを守ればいいか分からなくなります。続きの投稿に書いた対処は、考えた形跡を見せてから聞くことでした。聞き方の型はわからないことを聞けない時にまとめています。
集めた言葉は、AIに整理してもらうと手元に残りやすくなります。
次は、これまで仕事で言われて助けになった言葉です。 それぞれが「許可(気が楽になる一言)」か「順番(先にやること)」か、または別の種類かを分けて、表にしてください。 私の言葉はそのまま残し、言い換えはしないでください。 最後に、私がこれから後輩に渡せそうな言葉を1つ選んで、理由を1行で書いてください。 (ここに言葉を書く)
職場の人の実名や社名は入れずに進めてください。入れていい情報の考え方はChatGPTに入れてはいけない情報にまとめています。
いい上司は待つものではなく、言葉を集めて、自分の手元で育てるもの。
このページについて
数字は、株式会社CHIEROがThreadsの公式APIで取得している自社アカウントの記録(2026年9月4日時点の値)です。「新人時代に上司に言われた言葉TOP8」は物語形式の投稿で、実在の特定の人物や職場を指すものではありません。返信の文面は要約し、お名前は伏せています。暴言・暴力・嫌がらせなど、育ち方の問題ではない出来事が続いている場合は、職場の相談窓口や、労働局の総合労働相談コーナーなどの公的な窓口に相談してください。
