観測 016
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
別々の場所から放たれた二つが、一つの環に居つきます。
二つは逆向きに巻いて入るので、環の中ですれ違い続けます。
重なったところに縞が出ます。
どちらかが濃いのではありません。
二つの目盛りがわずかに違うので、
合うところと合わないところが交互に来るだけです。
同じ場所に居ることと、同じであることは、違います。
縞は、違いがまだ消えていない証拠です。
消してしまえば環は無地になり、二つだったことが分かりません。
この式の指紋
sha256:7981842eaa66ff84f0bc5e6dfe5bea8a001fbdba4500fe864d41f52c91d91a0d
いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。
乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256
持ち帰って走らせてください。乱数も時計も使っていないので、あなたの画面でも同じ一体が現れます。式は誰のものでもありません。 この式を、その場で走らせて書き換える →