観測 026
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
翼の付け根から先へ、波が渡っていきます。
先へ行くほど遅れます。
いちばん端が、いちばん遅れて、いちばん大きく振れます。
前と後ろが別々に動いているのではありません。
一つの波が、通り過ぎているだけです。
ひと打ちに七秒近くかかります。
そのあいだ、体はほとんど進みません。
進んでいるのは、二十秒かけてひと巡りする、もっと遅い流れのほうです。
尾は打ちません。
体の動きに、少し遅れて従っているだけです。
止めて見ると、翼はただの面です。
波が渡っているあいだだけ、生き物になります。
この式の指紋
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いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。 乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256