観測 027
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
外套は硬いままです。
動いているのは、その両脇の鰭だけです。
鰭を、前から後ろへ波が渡っていきます。
十本の腕は、自分では泳ぎません。
鰭が起こした動きに、遅れて従っているだけです。
遅れの量は、腕ごとに違います。
そろえて動かすと束になり、生き物ではなくなります。
ばらばらに遅れているから、垂れているように見えます。
硬いところと、波が渡るところと、ただ従うところ。
一体の中に、三つの違う速さがあります。
この式の指紋
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いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。 乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256