観測 029
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
一羽ずつは、進路を決めていません。
面を渡る二つの波に、少し遅れて従っているだけです。
遅れの量は一羽ごとに違います。
そろえると編隊になり、群れではなくなります。
面が横を向くと、群れは一本の線になります。
こちらを向くと、雲になります。
減ったのでも増えたのでもありません。
向きが変わっただけです。
数を数えれば、どちらも同じです。
それでも、線を見たときと雲を見たときでは、こちらの受け取り方が違います。
この式の指紋
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いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。
乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256
持ち帰って走らせてください。乱数も時計も使っていないので、あなたの画面でも同じ一体が現れます。式は誰のものでもありません。