観測 030
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
ほとんど動きません。
体は止まったままです。回っているのは首から上だけです。
等速では回りません。
溜めて、素早く回って、また止まります。
止まっている時間のほうが長いくらいです。
顔の皿は、環が寄り集まってできています。
音を集めるための器です。
こちらを向くと、環が見えます。
横を向くと、環は一本の線に潰れて、顔が無くなります。
同じ顔が、向きだけで、顔になったり何も無くなったりします。
止まっている部分があるから、回っているところが生きて見えます。
全部を動かすと、どこも動いて見えません。
この式の指紋
sha256:35b85b1f96fdaa6e4ca0b4ac67befdfca54b54967e05fbc33d29cb41f2b285eb
いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。
乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256
持ち帰って走らせてください。乱数も時計も使っていないので、あなたの画面でも同じ一体が現れます。式は誰のものでもありません。