観測 032
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
胴は地の面に伏せています。
決めてあるのは形ではなく、断片ごとの向きです。向きは波になっていて、位置はその波を足し上げた結果です。
波は頭で立ち、時刻をずらしながら尾へ抜けます。同じ曲がりが体を通り過ぎていきます。
振れ幅は一定ではありません。首と頭では小さく、尾へ行くほど大きくなります。
だから頭はほとんど据わったまま、尾だけが大きく払います。
胴は四百八十の輪でできています。輪は横向きの法線と上向きの副法線に、同じ半径で張ってあります。
だから体がどちらを向いても、平たい帯にならず、丸い管のまま立ちます。
輪の半径は尾で細く、胴の半ばで太く、首でまた絞られます。頭はその首より広く、はっきり分かれます。
舌は短いあいだだけ出ます。出ていないあいだ、その六百点は頭の中に畳まれています。
点を減らすと、まず輪の太さが消えて、巻きの筋だけが残ります。
次に筋も切れ、最後は一つの点の通り道になります。
その一本が動いているあいだは蛇に見え、止めればただの線になります。
この式の指紋
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いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。
乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256
持ち帰って走らせてください。乱数も時計も使っていないので、あなたの画面でも同じ一体が現れます。式は誰のものでもありません。