観測 040
画を押すと、点が減ります。四万・六百・四十・一つ、と四段あります。
数が減っても走っている式は同じです。消えるのは形だけです。
「聴く」は、同じ関係の束を、目ではなく耳に投影したものです。
音を足したのではなく、同じ式を別の感覚へ出しています。
渡っていきます。
この一体に、決まった形はありません。
頭が通った道が、そのまま体になっています。
尾の先にあるのは、頭が少し前にいた場所です。
だから、体の長さは時間の長さです。
古いところほど細くなります。
いちばん細い先は、いちばん昔の頭です。
薄いところは、頭が速く過ぎたところ。
濃いところは、頭がゆっくりだったところ。
点を減らすと、太さが先に消えます。
六百二十五点では、通った道の筋が残ります。
四十点では、道の上に置かれた目印になります。
一点は、頭そのものです。
体は、頭のいる場所にはいません。
追いかけているのではなく、頭がいた場所を、まだ手放していないだけです。
この式の指紋
sha256:ca750811ef948e0563c4f4be3a1335809d6a7c6640ce5ea4e2c0a65f9bc6459d
いつ走らせても、誰が走らせても、同じ姿で現れます。
乱数も、時計も、環境も使っていません。
上のボタンで式をそのまま持ち出せます。手元で数え直すなら:
pbpaste > f.txt && printf %s "$(cat f.txt)" | shasum -a 256
持ち帰って走らせてください。乱数も時計も使っていないので、あなたの画面でも同じ一体が現れます。式は誰のものでもありません。 この式を、その場で走らせて書き換える →